「コシヒカリを越える!?」お米。ミルキークイーン!
ミルキークイーンは「低アミロース米」の代表銘柄で、とても「モチモチ」しているお米です。冷めても硬くなりにくい性質なので、お弁当やおにぎりを美味しく食べたいという方にも最適です。但し、おもちに近い品種のため、人によっては食べ過ぎると胃がもたれる感じがしますので、注意です。
解 説 |
ミルキークイーンは、南東北地方以南の栽培に適する低アミロース品種で、コシヒカリと形態的・生態的特性、栽培特性などが全く同じである。 玄米はやや白濁し、アミロース含量は10~12%で、一般飯米、加工米飯などに適する。 |
来歴・特性 |
来 歴:コシヒカリの突然変異、(関東168号)、平成10年品種登録、水稲農林332号。
特 性:低アミロース米、関東でコシヒカリと同じ早生の晩、長稈・中間型、耐倒伏性弱、いもち耐病性弱、耐冷性極強、穂発芽性難。 |
お米に含まれるデンプンには2種類あります。アミロースとアミロペクチンです。
アミロースの比率が高いお米だと炊いた時にパサパサした米になり、逆にモチ米にはアミロースが全くなく、アミロペクチンが100%です。
ミルキークイーンはうるち米(コシヒカリ、ササニシキなど、ご飯にする米)なのに、アミロース含量が9~12%と少なく、炊くとモチモチした食感になるのが特徴です。つまり、うるち米(一般に言うお米)ともち米の中間だと考えてもらえばよいです。
よって、コシヒカリよりも比較的粘りが強く美味しいお米です。「コシヒカリを越えるお米」と言われたりする由縁です。
ミルキークイーンのような「低アミロース」米は、近年たくさん開発されていているんですよ。
|